配送センターの送風ファン(エアコン)のクリーニング
神奈川県の10数箇所に展開する配送センターの送風ファンのクリーニングを今年から受注させて頂いたのですが、冷蔵庫内にあった商品が午前中にトラックへ積荷され、倉庫が空になり、夕方に翌日の品物が届くまでの間に作業をすることになります。この時間だけが倉庫内が唯一空になる時間帯なのです。おおよそ午前中10時~15時の間で冷蔵庫内部を冷やしている空調電源を一旦止め、ファンを外しラジエターから吸気口までを洗浄していきます。家庭内のエアコンとは別物で大型です。ファン一つも5キロほどあります。角は鋭利なもので気をつけないと手を切ってしまうほどです。ここで少し工程をご紹介しましょう^^。
これが冷蔵庫内の送風ファンです。これで30帖はあろうかという倉庫1単位を2台や3台で保冷しています。かなり強力なエアコンです^^。クーリングユニット、ユニットクーラーなどとも言うそうです。これは三洋電機製です^^。作業前、作業中、作業後と工程を写真に残し、クライアント様へ報告書を作成します。食品倉庫ですから防護服を着用しています。作業中のヘルメットは必須ですね^^。
ファンには埃や汚れが付着しています。保管されるものはまさに「食べ物」です。清潔な空気を循環させ、保冷効果を高めることが何より重要です。ファンの裏側の吸気側です。だいぶ埃が付着しています。
作業は全て手洗いです。機械任せではなく目視しながら細かい汚れを取り除いていきます。ケルヒャーなどの高圧洗浄機も使いません。内部の配管や金属を傷つけてしまうからです。細かい部分はハブラシを使って丁寧に汚れを落とします^^。部品も水洗いで手作業で行います。水気を拭き取ってから取り付けします。
最後に電源を再度入れなおして試運転を行います。養生部分や床など水拭きして作業完了!です^^。ファンが2枚付いているタイプですと汚れ具合にもよりますが1時間程度の工程です。作業中は冷蔵庫内部の温度低下によってセキュリティが作動してしまうので、作業中はセキュリティを切ることと、念のため警備会社へも事情を説明しておく必要があります。
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