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営業日記(ブログ)

マンションなどの共同売主

折込チラシや住宅情報誌、電車などの中吊りなどでマンションや一戸建ての宣伝を広告を目にすることがあると思う。下の方に聞き慣れた大手の会社の名前が載ってるが、中には大手であっても2社3社というように複数の企業名が並んでいることがある。そこにはカッコ書きで<売主>とか<販売代理>とか<媒介>などという言葉も並んでいる。初めて不動産を検討する人にとっては何を意味するのかわからない。

売主とはその物件を持っている人そのままである。土地であり建物である。販売代理は売主に代わって販売する権利を独占的に持っている人を指す。だから売主本人は契約行為などに登場しないことが多い。販売代理権社が代理権を有する契約を売主と交わしているから売主と対して変わりはない。売主の代わりなんだから仲介じゃーない。一方、媒介は仲介である。普通に仲介手数料を請求されても文句は言えない。購入するに至っては売主との売買、販売代理との売買、媒介での売買と、いろんな種類の購入の仕方があるんだ。ややこしいな^^。

ま、それはきちんと営業マンが説明してくれるし、どれが損ってわけじゃないだろう。売主から直接買えれば仲介料が掛からないから得!?だと思っても、実際はどうだろうか。販売価格に手数料分ONされてれば分からない。仲介手数料分高く買わされていても購入する側は値付けまで分からないんだから何とも言えない。着目する点は購入形態の違いではなく、「なんで複数社がジョイントしてるのか?」ということ。

1社が売主でいいじゃないか。1社が販売会社でいいじゃないか。でも2社、3社、多いと5社が共同売主になってるケースも珍しくない。購入契約書には売主全部の判子が押されている^^。幹事会社を設定しているならその代表幹事会社が売主としての判子を押す。複数社が入っている理由は複雑である。1社だけだと知恵が出ないのかもしれない、寄り合い所的なものかもしれない、融資銀行の都合もあるだろうし、その物件企画案をした会社と土地を持っている会社が違うってこともあるだろうし、いろんなしがらみや金や名誉といったものが蠢いているのかもしれない^^。この辺を表面的ながらも考えてみると、不動産業界のちょっとした「ははぁ~ん・・・なるほどね」具合が分かるというものだ。

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