空家問題。過疎化が進む地域などで古い家屋が朽ち果て、台風などの風で庭の樹木やフェンス、屋根材やら外壁が隣地へ飛んできて危ないと自治体に陳情があがっているそうです。このような問題、最近では横須賀の汐入駅近くの谷戸の空き屋の問題がニュースなどでも取り沙汰されてましたよね。住民が亡くなっても相続されることなく、そのまま放置され続けて、誰が所有しているのかも分からないという。戦後間もない頃に建築されたものは家屋が未登記になっているものも多く、所有者すら見つけるのが難しいとあります。住宅ローン利用で担保提供する場合などはその土地や建物の権利が誰にあるのか？を詳しく調べるので、登記されてないなんてことはあり得ないのですが、ローンも利用せずに無許可で勝手に建築してしまうとそのまま未登記として残ってしまうのです。面白いというか空しいというか、不動産イコールお金、と結びつけることが多い世の中でも、こうした資産価値がほぼ無いような土地建物については誰も目をくれずに風化していきます。そして処理するのは公的機関です。