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営業日記(ブログ)

決済当日に登記費用増額を申し出る司法書士

今日は久しぶりに会う業社の方が来社されます。15年ほど前に仲介取引した相手方の業社の方ですが、取引の最後の銀行での決済中にいろいろあったのでお互いによく覚えており親しくさせて頂いている間柄なのです。不動産の取引では、契約時に買主から売主に手付金として物件価格の一部だけを支払いしておいて、ローンなどを利用する後日になってから残金を売主に支払うことが多いです。今日契約して2ヵ月後に残金決済する、こんな感じです。残金全額を支払うので所有権が売主から買主へと移転する日であり、不動産の引渡し日でもあります。その決済のときにはこんなことがありました。

この日に行われる所有権移転手続きは司法書士が行います。そして決済当日に司法書士がこの手続きする手数料を支払います。これは不動産売買における諸経費の一部で登記費用と言いますが、この費用は前もって「いくらです」という見積書が司法書士から提示されているものです。そうでないと、当日になってからその場で登記費用を用立てしないといけなくなるので出金伝票を書いて出金するか、ATMで出金して支払う必要があります。口座にそれだけの残高があればいいけど、「登記費用がかかるなんて聞いてない」「残高不足」ということになっても困ります。当然、諸経費が突然アップするのですから買主は仲介業者に不信を抱くにきまってます。

というわけで、本来は決済前に登記費用がいくらかは買主も仲介業者も分かっているハズなのですが、この登記費用を決済当日になって増額してきた司法書士がおりました。わかりやすく言えば、事前に30万ですと言っていた登記費用が当日に「やっぱり35万円です」と言われたわけです。もちろん、フッかけてきたわけじゃなくてもっともな理由はあるのですが「当日に言うな」ということで私と司法書士とで口論になったわけですね。登記費用を負担する買主だって困ります。私から事前に30万と聞いていたのに当日にいきなり35万に変更です、はいわかりました5万増えたけどしゃーないですね、、、とはいきませんよね。

こんなやりとりが決済当日にあった「珍しい?」取引を経験した業社の営業担当が来社するのですが、久しぶりに会うのでどんな打合せになるのか今から楽しみです。

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