20190723 戸塚ハイライズ、昭和59年築なのに高いなぁ
戸塚ハイライズの売買情報がいくつか出ているのですが、最多間取りで多い73平米くらいのリノベーション済みが4000万以上、オーナーチェンジでさえ3000万円台というところで高止まりしています。10年前は2500万とかで出てたのに。この2年くらいで値付けが強気になってる感はありますよね。これは戸塚の業者で長く勤務していると次第に免疫ができてそれほど驚かないのですけど、少し前に戸塚を担当してたとか、戸塚に住んでたという人がたまに戸塚ハイライズというマンションの売買情勢を見て驚く方が多いです。昭和59年築。上倉田町の一等地でアピタ(ユニー)隣接。土地の持ち分を最大限に考慮しても高騰し過ぎだと思いますが、それでも需給によって値付けがされてるわけですから否定はできませんよね。
戸塚駅周辺は新築マンションラッシュも重なって80平米が7000万円以上で、それが売れてしまうという現状がありますから、中古でもこのくらいの査定額になるのでしょうね。少し駅から離れたバス便だと途端に値付けは下がるのですが。ゼネコンやサブコンの受注と発注のタイミング、下請け、職人の手配などを見てみるとバブルの頃にも似てるそうですね。職人の数が確保できなくなって手当が高騰してきて、地方から集まってくるんだけど、資材も不足して職人も不足してる中で同じ品質の工事ができるとことできないとこが出てくる。現場管理の甘いところでも表には出てこないから、見た目には立派なものが出来上がる。新築時にはどこも綺麗で見た目は大差ないが、10年後くらいに差が出てくるだろうと。
そうは言っても最近ではもう、ぱっと見渡してもマンション用地はもうそう無いですし、まとまった土地が出てくる感じもしなくなってきたので落ち着いてくるとは思います。オリンピック前で、土地所有者もよく考えて売りに出してきてますよね。5年後、10年後に思い返してみれば、「あぁ、一番良い時に売ったなぁ」なんて声も聞かれそうです。逆に買い手側としては、結構高いところで買っちまったかな?と少し後悔の念が出てしまうかもしれません。でも、将来のことなんて誰もわかりませんし、不動産が必要な時、買いたい時に買うのが一番納得できるものだとも思います。
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