20190806 契約書の特記事項や備考欄への追記 嫌悪施設や計画道路
先月にあった宅建講習の中で、重説や契約書の特記事項へ記載しておいた方がいい注意文にはこんなものがあります、といった説明がありました。いろいろある中でも私がいまだに説明に窮するのがいくつかありまして、そのひとつが病院の説明なんですね。病院といっても精神科の病院とそうでない病院の違いをあからさまに説明する時に「うーん」ってなるんです。
全国各地の契約において、気にする買主が居て、苦情などの相談事例、あるいは裁判に発展してしまったケースがあったのだと思います。買主は現地も確認して精神病院があることもわかって買うべきだけど、営業マンによっては「買う買わないの判断材料になるからなるべく小さく伝えよう」と悪意に満ち溢れたテクニックを行使する輩も居て、そういうのが苦情に繋がっていくのだと思います。
まぁ、そういう輩はさておき。その病院が内科なら注意文は入れないんですよね。でも精神科や心療内科は入れるの。じゃ総合病院でいろんな科がある場合はどうすんのよ?と思うこともあるわけです。精神科ってそんなに悪いイメージなの?と。私も過去の契約時、病院職員のお客様に重説する時にとても恥ずかしい気持ちになったのを今でも覚えています。
これだけバリアフリーを提言している世の中なのに、不動産業界がこういう注意文を重説や契約書に入れることで障壁をわざわざ文章表現によってある意味で可視化させているし、売主や買主のご理解を得ると共に不動産業者の身を守ることにもなるんだ~!って声高に叫んでいるのです。
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