20191105 リフォーム工事で火災保険の請求
台風の影響で水害風害に遭い保険請求する方が大勢いらっしゃると思います。各保険会社もとても忙しくて保険請求して審査から支払いまで3ヶ月以上というケースもあるようです。補修工事が火災保険の対象でリフォーム費用を請求する場合、被害状況を確認する為に必ず写真が必要です。これはどの保険会社でも一緒で、建物全体、表札、被害部分の写真は最低限必要です。写真は専用の写真用紙ではなくてもプリンターでA4用紙などにまとめて印刷すればOKです。但し、わかりやすいのように鮮明に映ってないとダメです。
あと、保険会社によっては工事前の見積書も必要です。写真と見積書と保険請求書類を郵送すれば1ヶ月ほどで概算の支払額が提示されます。保険を使うリフォーム工事を見ていると、今回の台風で保険会社が多忙だとかいう理由は関係なく、見積書の金額よりも低い価格提示になることが多いです。保険会社側の審査が間違っているわけではないですが、請求した側の工事内容が上手く伝わってないこともあるので、写真や見積書では説明しきれない工事内容、例えば「高所作業だから足場が必要で作業費用も割増になる」ことや、「保安要員として職人を1名追加で作業を行う」といったことも詳細に伝えるようにしましょう。
特に今回の台風では強風であったことが被害を拡大した原因とも言われています。基礎のモルタル剥離、フェンスの凹み、サッシ廻りのコーキング、外壁材や屋根材の捲りあがり、釘1本不足していても保険対象です。雨樋の被害も多いですが、2階部分なら2m以上ですから高所作業となります。これは部分的な足場設置が必須であり当然、保険対象となる部分です。保険会社によっては「長尺ハシゴ使えば一人作業でできるでしょ?」などと保険会社が言ってくることもあるようですが、携帯のボイスレコーダーなどで録音しておくといいです。実際にやりもしない工事をフッかけたり、工事会社と結託して保険請求するのはもっての外ですが、せっかく安全の対価として支払っている火災保険なのですから正当な請求はしておくべきです。
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