20200128 駐輪場屋根の支柱下部が腐食している
マンション駐輪場の屋根支柱の下部が腐食しているのを補修する案件です。他の支柱は腐食が見られないのに、ここだけ雨水が溜まって腐食してしまったようです。ほぼ全周囲が腐食していてこのまま継ぎ平プレートしても心元ないので寸法を測ってカバー工法することにしました。
大まかな寸法を測り段ボールでイメージを提案します。L字アングル2枚でカバーするイメージでしたが強風時に揺れた場合に継目から耐力が逃げることが考えられるのと、腐食が激しいので内部がどこまで痛んでいるかがわからないので、カバー材をコの字にして、もう少し高い位置までカバーできるよう修正案を出しました。
ノギスでコンマ単位で計測します。外周面のカバー材を注文するのに必ず必要です。スケールとか定規で数値を拾うとミリの誤差が出てると、カバー材が小さくなったり大きくなったりして元の支柱にピッタリはまらないことがあります。
カバー材が届いて仮設置しているところです。寸法通りピッタリでよかったです。上部はビス止め、下部はアーク溶接して防腐剤を塗布して納品です。仕上げ塗装は管理組合にてタッチアップペイントで行うとのこと。大規模修繕などで修繕会社が余った塗材などを置いてくれるとこういった時に助かります。
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