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20201005 銀行保証料が無くなり融資額×%の手数料型に

銀行の住宅ローンにもオンライン申込みが主流になってきそうです。少し前まではSBIやイオンなどのネット系の銀行で住宅ローン申し込みをするお客様が一定割合はいましたが、都市銀行でもいよいよその流れがあるようで、紙ベースの申込みとスマホなどからの申込みでは実行金利に差を持たせるそうです。免許証などのエビデンスも写真を撮影したものを添付したり、融資後もネット通帳で残高を確認するようになります。契約書や重説、法務局などの調査書類も郵送ではなくカメラで書類を撮影したものを添付して融資申請が完了してしまうのです。簡潔に終わるとは言え融資申し込みするお客様も多少の手間が増えることになりそうです。

それにある都市銀行の場合、保証料という概念が無くなるそうです。今では銀行保証会社に対して100万円当たり約2万円の保証料を支払うことで保証料外枠方式と呼ばれる金利が適用されていました。4000万円の融資なら保証料は約80万円です。購入検討する上では諸費用になるこの保証料については自己資金で用意する必要がありましたから、自己資金が少なく物件に対して100%のローンを求めるお客様には不向きでした。そのため、この保証料80万円を内枠にして金利に含めるという方法もありました。これが保証料内枠方式で外枠に比べて金利が0.2%上がるという方式です。

この保証料外枠、内枠という仕組みが無くなり、一律「融資額に対して2%の銀行手数料となる」融資に1本化されると聞きます。仮に4000万円の融資額なら手数料も80万円ですから、前述でいう保証料外枠方式と変わりません。しかし、保証料外枠方式で返済を始めて途中で繰上げ返済する場合や、元々短い融資期間で借りようとしていたお客様にとっては、「融資額に対して2%の銀行手数料となる」ものしか選択肢が無いことで、融資実行時に銀行手数料80万円を支払い、それは繰上げ返済しようが戻ってこないことになりますので不利益となるケースも出てくるようです。

 

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