20201101 普通の複層ガラス(ペアガラス)とエコガラスLow-Eは違う
マルチペアガラスというのはメーカーの製品名なので、本来は「複層ガラス」というのが公平である。という話がよくありますが、もう普通にペアガラスで通ってしまってるのであえてそう呼びます。
ペアガラスといっても大別しても3つくらいはあります。普通のペアガラス、断熱遮熱性能に特化したもの、防犯などセキュリティに特化したもので、これらはペアガラスの中でも「エコガラス」と呼ばれる性能面で優れたタイプです。一戸建てもマンションも、アパートでさえ今の時代はペアガラスが主流です。性能によってはエコポイントや自治体の補助金も受けられるのですからお客様にとっては性能もさることながら経済的にも有利な商品なので注文を受ける担当者はペアガラスにも種類があることくらい知っておくべきです。
お客様からの要望を聞き注文を受けるのが不動産の営業マンなのか、リフォーム工事会社の担当なのか、それとも現場に出ている職人さんが直接注文を受けるのか、これらの人がペアガラスについて知っておかないとならないことがあります。特に断熱、遮熱、UVカットといった要望があるお客様にはガラスにどこまで性能を求めるのかをヒヤリングして、それに見合った予算とエコガラスのプレゼンをする必要があると思いますし、お客様からペアガラス希望と言われて普通のペアガラス一択で進めてしまうのは少し残念な気がします。
例えば「紫外線カットのペアガラスがいい」と言われたら普通のペアガラスの紫外線カット率よりも数値が優れた「紫外線カットに特化したペアガラス」で提案します。わざわざお客様から紫外線カットと指示されているのですから、その理由があるのだろう、と考えるのが普通です。ガラスに限らず機密性、断熱性、遮音性を重視したいお客様でれば、室内外の境界になる面積を取る部分それは基礎や外壁や屋根である。すなわちその室内側の建築部材である断熱材も重要ポイントであるとパッと気づくことが重要だと思っています。
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