20230508 バルコニー排水口の清掃 タイルなど敷いている場合は注意
戸塚周辺は昨日から雨風がとても強かったですね。今の時間帯でも少し小雨が降っていますが土砂災害警戒区域などの近くは地盤が緩んでいる可能性が高いので登下校などで通るお子様には注意してあげてほしいです。
このような大雨の時こそ特に注意してほしいのがバルコニーの排水口です。普段はあまり目にしないところですし、室外機を置いてあるご家庭ではなかなか目視する機会もありません。最近はDIYなどでバルコニー床面にタイルや人工芝を敷設しているご家庭も多くありますから、排水口がゴミで塞がれてしまうとバルコニーが水たまりになってサッシ下部の立ち上がり部分から室内へ漏水することがあります。しっかり防水されていればいいのですが、劣化や施工不良でオーバーフローした分が雨漏りとなることがよくあるので注意したいところです。
マンションや賃貸などの集合住宅でも排水口が個別で設置されるところもあります。塞がれてしまうと隣のバルコニーに水が行ってしまうので迷惑となることがあります。排水口に蓋があるなら大きなゴミは手で取り除いて、目詰まりしている部分は工具や割り箸の先などで穴を押し込んでもいいです。一戸建てなら排水口のすぐ近くにオーバーフロー管がついてると思うのでここも塞がれてないか確認しておきましょう。これから梅雨や台風の季節に入るので事前に点検しておくといいでしょう。
先日、現調した一戸建てのバルコニー部分においてサイディング下部の隙間をコーキング材で埋めてしまっている方がいらっしゃいました。防水目的だったそうですが、サイディング下部は裏側からの湿気や裏に回り込んだ雨水が逃げる排水路になってます。ここを塞いでしまうとサイディング裏に水が溜まって室内に漏水します。また、サイディング裏は防水シートが貼られていますが通気を目的とした空気層にもなっているので塞がないようにしてほしいです。サッシ周りのコーキング劣化についても早めの補修が必要ですが、完全に固着して弾性を失ったコーキングへDIYなどで増し打ちはしてはいけません。
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