事務所に流行りのスピンバイクフィットボックスFITBOX LITEを購入して1年ほどで内部からガタッと音がするようになりました。ネット検索すると同様の症状を訴える方が多いようでした。送料もかかるし何しろ梱包箱は捨ててしまったので修理に出すのも大変だということで、自己責任で分解してベルト交換に至った記録を残してみたいと思います。こういう記事を書くと模倣サイトがたくさん出てくるとは思いますが困ってる方の参考になれば幸いです。自己研究の範疇なので責任は持てませんのでご了承ください。5/22のツイート見て質問くれた方、こちらに詳しく載せました。これでわかるかな？電話もらえれば自分が苦労した点などお伝えできるかと思います。7/31追記：エアロバイク、フィットネスバイクなど呼称はいろいろあるみたいです。失礼しました。

最大負荷にはせずほとんど３でやってたので酷使してたわけではないですが、一定周期でカタっと音がし始めて約１ヶ月、ペダルを漕いでて明らかにベルトだろうな？という違和感があり、そのまま使ってたらスカッと摩擦が無くなり空転したので「あ、切れたな」と。分解の取説は無いのでひとまずサドルとハンドルの支柱を外してプラスドライバーでカバーを外していく。ペダル付け根のリング状のカバーの隙間にマイナスドライバーを差し込んで取り外します。ペダルクランクまで外すのは大変ですし、ペダルだけ外しておけばカバーはズラしながらクランクから外せます。ちなみにカバーは左右両面外した方が作業がしやすかったです。外した大小のネジやワッシャーはなくさないように注意です。

プラスドライバーで前輪のディスク（フライホイール）の留め具を外します。ディスクは重たいので注意してください。ディスクを少しずらした状態で新品ベルトを軸溝へ通します。前輪ディスク左横にテンションを調整するアイドラープーリーがあるので下にベルトを通します。前輪軸に先にベルトを通すと後輪側はキツくて溝に全部通せません。合ってるかわかりませんが、私は後輪側にベルトを半分程度引っ掛けたらそこを手で押さえつつ前輪のディスクを手で回しながら後輪のベルトをテコ？の原理のようにはめていく方法をとりましたが、樹脂製の白いプーリーに引っ掛けたのがいけなかったのか少し凹んでしまいました。試運転がてらペダルクランクを回してみてスムーズに回転するか確認します。余計なお世話ですが前後輪の溝にCRCとか差してはいけません。ベルトが滑ってしまいます。ギコギコ鳴るならクランクベダル根元にグリスくれてやればいいと思います。

さて、私も手に入れるのが大変だったベルトの商品についてですが、460J6または6PJ1165という表記のものが使えます。460というのはインチ表記なので2.54を掛けると1168となり、これがベルト内径全周1168mmのことで6PJ1165の1165は誤差でありメーカーによる計測の違いらしいので気にしなくていいみたいです。JとかPJというのは平ベルトの1つの溝幅2.34mmのことで、6という数字は溝（リブ）の数を示していますから掛けると14.04mmになります。類似商品でPKという表記のものが安価で多く流通しているので間違えないようにしてください。6PK1165という商品は溝幅が少し大きくて3.56mmとなり6つの溝だと21.36mmと幅が太くなるのでFITBOXのディスク溝に収まらなくなってしまいます。この類似商品は軽自動車とか小型車のファンベルトに用いる用途のようなので誤って購入しないよう気を付けてください。農機具などでよく使う溝の無い動力ベルトも違う商品なので間違えないようにしましょう。

うちのFITBOXに元々付いてたのはACRONと表記されたゴムベルトでした。ノギスを使ってよくサイズを測ってみると同じ寸法だと前述のサイズのものが合致します。私が買ったのは三ツ星ベルト460J6です。アマゾンやモノタロウで探せば5000円くらいで売ってる時があります。同等商品でアールエスやアズワンという部品専門サイトでOPTIBELTという商品が2500円くらいで注文できるようですが納期がかかるようです。たまにメルカリとかで出ているので急いでいる方はこちらで求めてもいいと思います。全周が1165mmか1168mmでベルト幅は14.04mm（PJ,Jの表記）、ベルト断面厚みは3.5mmくらいです。前述したように農機具などで使うVベルトとか全く厚みも形も違うのでホームセンターなどで間違って購入しないようにしてください。いろんなホームセンターやガソリンスタンドの他、車のディーラーにも行ったけど注文できなかったのがツラかった。

最初、ベルトを通した時に「あれ？短いじゃん」と思ったほど伸縮しないゴムベルトです。先に前輪にに通してから後輪側は半分だけベルトをかけて前輪ディスクを手で回しながらゆっくりテコの原理ではめていくと上手くいきます。これが難しい。この時アイドラーの下にベルトを通すのを忘れないようにしてください。一旦はめてしまうとベルトをまた外すのが至難の業です。アイドラーでベルトのテンション調整が多少できるようなのですが、ボルトが固く動かなくて断念しました。このフィットボックスというエアロバイクは個人でベルト交換するのは結構大変だと感じました。自分で修理できず製造元に郵送して修理するか、諦めて手放すかを選択する人が多いのだろうと思いました。そういう「故障した商品」がフリマなどに出回ってる気もしますので、商品詳細などよく見て異音などしないかメッセージで確認した方がいいでしょう。

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