レインズステータス追加 売主都合で紹介を一時停止中?
こないだ不動産情報の囲い込みが問題になってたけど、それを受けてかレインズに販売物件を登録する際のステータスが追加されるそうです。いままで、皆さんが仮に所有物件を売りに出したいときに近隣の不動産屋に売却を依頼しますが、その時に「公開中」「書面による申込みあり」「売主都合で一時紹介停止中」という3つのステータスを選んで物件情報を公開することになるんだそうです。
どういうことか。例えばAさんの所有する土地をBという不動産屋に売却依頼をし、Bはレインズに土地の情報を書き込みデータベース化する際に、上記3つの中から現在の販売状況をリアルタイムで変更することができるわけですね。例えば、今日販売依頼を受けて他社に情報公開していい状況なら「公開中」とすればいいし、ある程度期間を経て購入希望者が現れて購入申込書をもらったのなら「書面による申込みあり」とステータスを変更すれば、その情報を見た他社は「あぁ、もう既に先約が居る物件なんだな」と判断することができます。ところが、3番目の売主の都合で~ってのが気になります。
これ、考えようによっては「どうとでも理由が作れる」んじゃないかと。レインズには登録が義務化されているから登録するんだけど、まだ「物件調査中」なので一時停止中です!という理由もまんざらではないだろうし、 売主が公開しないでほしいと言ってるから、という理由もあるでしょうし、、、つまり、これじゃー都合よく物件の「囲い込み」ができるじゃないかYO!ってことが言いたい^^。これは私たち末端の業者では知りえない不可解な圧力でもあったんじゃないか、と考えざるを得ない、ステータス追加と呼ばれる「落としどころ」を考えたんだろうか?と勘ぐってしまう。逃げ道を作るのが実に上手である。
この記事へのコメント