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残高証明書と返済予定表(ローン利用明細)は違うよ

早い人は確定申告が始まっています。去年に不動産を買って住んでる人は住宅ローン控除の申請があるので確定申告の対象となります。その他、不動産を売ってる人や副業で20万円以上収入がある人、投資で利益が出た人も確定申告対象かもしれません。

昨晩電話があったお客様で勘違いがひとつあったので参考に書いておきます。

必要書類にある「残高証明書」と返済予定表(ローン利用明細)は違います。残高証明書は12月末時点での口座残高が書かれている金融機関発行の書類で、ハガキサイズで閉じてあるのをめくるようなやつかA4の紙1枚のものが多いです。年末と言っても11月くらいには(予定残高)などと書かれて郵送されてくることが多いです。残高証明書という文字が書かれている書類かどうか確認しましょう。

返済予定表は変動金利ならば半年程度のローン支払い予定が書かれた明細になってて、こちらもハガキ、A4、B4、A3などの紙で大抵は三つ折りになって封書で届いたりします。これは6ヵ月で金利見直しがあるからという理由だと思います。フラット35とか全期間固定だと支払い終了まで書かれた紙になってるかも。

いずれにしても返済予定表は残高証明書ではありません。間違えて持っていくと確定申告できないので気をつけましょう。返済予定表でも12月末の残高は分かるだろうから残高自体は合ってはいるのだと思うけど、繰上げ返済してると返済予定表通りではないかもしれないし、変動金利だと文字通り変動してるから利息と元本の内訳も変わってるよね。

住宅ローン控除期間中だと10年なら10年分がまとめてくることもある。それを自分で保管するのか会社の経理に出すのかは勤務先次第。個人事業主などは税理士に預けることもあると思います。手元に無い場合はどこに預けたか確認してみるといいでしょう。

余談ですけど、自宅用だと偽って住宅ローン組んで賃貸で回してる人は、金消した時に出した住民票所在に郵送されてくるから転送不要郵便物で届かないと金融機関に差し戻されてお咎めを食らいます。昨今、とても問題になっていますしそもそも犯罪ですからこういうローンの組み方は絶対してはいけません。

令和5年11月28日 加筆

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