20180915 「節税」のキーワードから始めた賃貸不動産経営
賃貸不動産経営の営業トークでよくあるのは「節税になります」というものです。そこから話に引きこまれて、30年一括借り上げしてもらえるから大家にとっては一定の家賃収入が保証され、ノーリスクで賃貸経営が出来る!と思えてしまう。でも実際は、アパート建築費でガッツリと利益を取られて、その後の賃貸管理、メンテナンスは決められた会社にしか頼めず、10年経過すれば家賃の見直しといった契約条項までが設定されています。もちろん、話し合いが決別すれば賃貸管理も客付けも、安心材料だった借り上げ契約は反故にされておしまいです。
大抵は10年目までは、大家は何も気づかずに不動産投資が上手くいってる感があります。これ、大家側にはわからないように上手いスキームができてるんですよね。本当に感心しちゃうくらいに。それでも、自己資金持ち出しが無く、会社員でも特に意識することなく放っておいていいくらいトントンの収益で10年を迎えてしまうと、やっとローンが減ってきて収入も増えてこれから儲かる!?と思われる時になってから「そんな話、聞いてない」と、モメるみたいです。えてしてそういう時に相談されることが多いようにも思えます。本当にその10年で節税以上の効果が得られたのか、高い勉強代で済ませてしまう前によく検討した方がいいです。
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