昨晩２３時頃に福島県で震度６強の大きな地震がありました。関東地方も久しぶりに大きな揺れが１分以上続いて、３．１１を思い出した方も多かったと思います。震源が深かったこともあり津波の心配は無いとすぐに速報されたのには驚きでしたが、東北に住む知人に電話もすぐ繋がり安否確認がとれたので安心しました。停電住戸もかなり出ていたようですが今朝には復旧していたとのことなので深夜に及ぶ作業にあたられた方々には本当にありがたい思いでいっぱいです。

また、今朝のニュースではアパートの階段が崩落したとか、ブロック塀にヒビが入って倒壊しそう、という話題が取り上げられていました。数年前に登校中の小学生がブロック塀の下敷きになったという痛ましいニュースがありましたが、その時は行政が予算を出して老朽化したブロック塀調査と補修を促す話があり人員を割いて動いていた時期がありましたが、年々減少しているという話でした。このような取り組みは事故が起こった時に騒がれるものの落ち着くとひっそりと他人事のように風化していくことが多いですよね。

我々、不動産や建設に携わる身としては日頃から「ここが危ないな」というアンテナを常に張って行政に通報するくらいの気持ちがあってよいと思います。幸いにも被害はまだ少ないようですから今日いますぐに行動に移し危険個所の補修や撤去に時間を割いてほしいです。戸塚区上倉田町で私が見つけた危険個所が５か所ほどあります。毎日のように小学校の通学路に面した場所なので、既に土木事務所や区役所などにも伝えています。数か所は青い作業服を着た方が数名で確認していたのを見たのですが、補修や撤去に関しては一向に是正される動きがありません。所有者、管理者は何をやっているのだろうと憤りを感じます。