20211129 トイレの床が濡れている 手洗いタンクの整流スポンジ ジャバラ 横浜市栄区戸塚区漏水調査
数日前に一戸建てのトイレの床が濡れているので見てほしいという案件がありました。雨漏りや配管からの漏水は無いとのことでしたので、可能性として考えられるのは結露した金属配管などから水滴が床に落ちていることや、換気扇や窓からの雨水の侵入などがあります。今回はタンク自体が濡れていたのでタンク内外の温度差による結露か、タンク上部にある手洗い場から水が落ちた可能性が高そうでした。しかし、家主はそこで手洗いはしてないとのことでしたし、そこまで寒暖差のあるような場所でもなかったので、これ以外で考えられるのはタンク手洗い場の裏側にある部品の劣化でした。
手洗い場はタンクの蓋になっていますのでゆっくり持ち上げてひっくり返します。すると水が流れる穴の通り道に輪っか状の部品が付いているのが確認できます。これが劣化すると水が蓋裏を伝ってタンク外へと漏れ出すことがあるわけです。屋根などの塗装時に注意する毛細管現象と似ています。新品時から何も弄ってなければここにスポンジらしき触感の輪っかがあるのでこれを新品へ交換するか、代替部品へ交換すればスムーズな水の流れができて解消します。整流スポンジや整流ジャバラなどと呼ばれ500円程度でホームセンターに売ってます。お客様ご自身でも部品の仕入れが容易で修理も簡単なので是非DIYしてみてください。
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